ゲティスバーグ演説全文公開

エイブラハム・リンカーン

2016/06/17 14210 VIEWS

ー出典元 Smithsomian.com

エイブラハム・リンカーン

Abraham Lincoln

1809年2月12日-1865年4月15日

国籍:アメリカ

職業:政治家

前回#1では、彼の歩みから何を学ぶべきかに関してご紹介しました。
今回は彼が残した有名な演説のであり、アメリカの歴史上最も意味ある演説として知られています。

ゲティスバーグ演説の内容を知っている人も、知らない人も、農民から育った彼の集大成と言ってもよい演説の言葉ひとつひとつを噛みしめてもらいたいと思い、取り上げることにしました。 

ここがポイント!
リンカーンさん

ゲティスバーグ演説とは

初めにゲティスバーグ演説を知らない方のために、概要をご紹介したいと思う。

※以下、wikipediaからの引用。

❛❛ゲティスバーグ演説は、1863年11月19日、ペンシルベニア州ゲティスバーグにある国立戦没者墓地の奉献式において、アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが行った演説である。一般的に「人民の、人民による、人民のための政治」の訳で知られる演説。❜❜

❛❛奉献式の基調演説はエドワード・エヴァレットが行った。奉献式は本来1863年10月23日水曜日に行われる予定であったが、エヴァレットの要請により11月19日木曜日に延期され、組織委員長のデイヴィッド・ウィルズはリンカーン大統領にも「適切な短いスピーチ」を依頼した。
献納式典では、エヴァレットは基調演説で2時間の大演説を行い、続いてリンカーンが演説を行った。
ゲティスバーグ演説は、272語1449字という約2分間の極めて短いスピーチであったにもかかわらず、リンカーンの演説の中では最も有名なものであり、また歴代大統領の演説の中でも常に第一に取り上げられるもので、独立宣言、合衆国憲法と並んで、アメリカ史に特別な位置を占める演説となっている。
この日ゲティスバーグにはカメラマンもいたが、マイクロフォンなどない時代、リンカーンの演説が始まってもカメラマンはそれに気づかず、ようやく気づいて写真を撮ろうとした頃にはもう演説が終わっていたという。そのためこの歴史的演説を行っているリンカーンの鮮明な写真は存在しない。また演説そのものはリンカーンが祈るような小さな声で述べ、だれも注目しなかったが、たまたま書き留めていた記者が記事にして後に有名になった。❜❜


ゲティスバーグ演説全文和訳


それではわずか2分足らずでアメリカ史上最も意味のある演説となったゲティスバーグ演説の全文和訳をお届けします。



❛❛87年前、われわれの父祖たちは、自由の精神にはぐくまれ、人はみな平等に創られているという信条にささげられた新しい国家を、この大陸に誕生させた。

今われわれは、一大内戦のさなかにあり、戦うことにより、自由の精神をはぐくみ、自由の心情にささげられたこの国家が、或いは、このようなあらゆる国家が、長く存続することは可能なのかどうかを試しているわけである。われわれはそのような戦争に一大激戦の地で、相会している。われわれはこの国家が生き永らえるようにと、ここで生命を捧げた人々の最後の安息の場所として、この戦場の一部をささげるためにやって来た。われわれがそうすることは、まことに適切であり好ましいことである。

しかし、さらに大きな意味で、われわれは、この土地をささげることはできない。清めささげることもできない。聖別することもできない。足すことも引くこともできない、われわれの貧弱な力をはるかに超越し、生き残った者、戦死した者とを問わず、ここで闘った勇敢な人々がすでに、この土地を清めささげているからである。世界は、われわれがここで述べることに、さして注意を払わず、長く記憶にとどめることもないだろう。しかし、彼らがここで成した事を決して忘れ去ることはできない。

ここで戦った人々が気高くもここまで勇敢に推し進めてきた未完の事業にここでささげるべきは、むしろ生きているわれわれなのである。われわれの目の前に残された偉大な事業にここで身をささげるべきは、むしろわれわれ自身なのである。―それは、名誉ある戦死者たちが、最後の全力を尽くして身命をささげた偉大な大義に対して、彼らの後を受け継いで、われわれが一層の献身を決意することであり、これらの戦死者の死を決して無駄にしないために、この国に神の下で自由の新しい誕生を迎えさせるために、そして、人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれがここで固く決意することである。❜❜

※米国大使館による和訳


終わりに


起こってしまった戦争そのものを記憶から消し去ることはできませんが、同じ過ちを繰り返さないように務めるのが、現在生きている我々の使命です。

それをたった2分間で強く訴えかけたリンカーンが最も偉大な大統領として讃えられるのも頷くことができます。

その影響力は日本国にも及んでいます。
第二次世界大戦後に策定された日本国憲法が大きく影響を受けました。

❛❛そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。❜❜
※日本国憲法前文

#1との繰り返しにはなりますが、今、我々が成すべきことは、彼のような偉大な人物から学び、過去の扉を閉じ、未来を信じて進める人間になると強く信じることです。 


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