第三者割当増資ってよく聞くけど、どゆこと!?

2015/12/27 2562 VIEWS
スタートアップ業界の資金調達の動きも盛んになってきました。
調達額もアメリカほどではないですが、シードステージで億単位の調達も行われるようになり、スタートアップもベンチャーキャピタルも資金に飢えている様子があります。

そんな中、『第三者割当増資』という言葉をよく耳にするかと思います。

「なんとなく出資を受けたんだなあ」と文脈から理解することはできそうですが、これを機に用語の意味をしっかりと理解しましょう。
目次

第三者割当増資とは。

特定の第三者を対象に新株を発行すること。業務提携の相手先や取引先等、株式を発行する会社と関係性のある特定の者に新株引受権を与え、新株式を発行することをいう。 『第三者』から出資を受け、新規株を発行し『割り当て』、『増資』=資本金の増加を行うことから『第三者割当増資』と言います。


え、普通じゃない?と思う方がいると思いますが、実は増資の仕方はこれだけではありません。

増資には2種類ある。

増資には大きく分けて2種類の方法があります。

1つ目は上記で紹介したように『第三者割当増資』
そしてもう1つが『公募増資』

公募増資はスタートアップ界隈ではない方のほうが馴染み深いのではないでしょうか。

そうです。
公募増資は、上場企業が不特定多数の一般投資家に対して新規株を発行し、資金を集めることを指します。
私たちが上場企業の株を買うことができるのは、企業側が『公募増資』を行っているためです。
しかし私たちが買える額は、第三者割当増資の際に行うような多額なものではありません。
それは既存株主の利益を損なわないように配慮されているためです。

なにやら大事な決議がある。

既存株主の利益を損なわないように、大事な決議があります。
』という名の会議です。

主に発行条件を議題にあげ、既存株主が所有している株が希薄化しないように決議がなされます。
これは第三者割当増資の場合も、公募増資の場合も行わなければなりません。

上場企業の株の価格がやや低めに設定され発行されるのも、この株主特別決議での決定であり、既存株主の所有している株の希薄化を考慮した上での価格となっています。

ちなみに・・・
ー特別決議は総株主の過半数の議決権を持つ株主が出席し、議決権の3分の2以上が賛成が必要。ー

というどこか高校の社会の授業で聞いたことがあるような規約が存在しています。

結果、スタートアップは全て『第三者割当増資』

結果、スタートアップは株を公開しているわけではないので、全て特定の第三者にたいして新規株を発行する割当増資となります。

「出資をいただきました!」「第三者割当増資を実施しました!」等のスタートアップのプレスリリースは全て一緒の意味なのでした。


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