【今更だけど】クラウドワークスの11億調達プランが秀逸すぎた。

2015/12/05 3185 VIEWS
『なぜ資金調達をするのか。』
『どのタイミングで資金調達をすればいいのか。』
『どれくらいの額をいま入れるべきか。』

学生起業家なら誰もが一度は考えたことがあることがある問いではないでしょうか。

そんな問いにまるで教科書のように理想的な資金調達を行ったのが『クラウドワークス』です。

slideshareで公開されている資料を元に、秀逸すぎるプランを見ていきましょう。
目次

なぜスタートアップは資金調達をするのか

そもそも、なぜ資金調達を行うのかについて確認しておきましょう。

この資料では、

1.生き残るため
2.事業をドライブするため
3.仲間を増やすため


の3つの目的を主にあげています。

まず『1.生き残るため』という選択肢の解釈は、スライド資料から読み取るに、『マネタイズする前でのユーザー集め』のための資金だと言えそうです。
これはサービスの性質、ユーザーの囲い方、タイムライン、マネタイズ方法、損益分岐点を超える時、など明確なプランがあったからこそ選べる選択肢です。

学生起業家でよくやってしまうダメな例として、事業は詰まってないが、出資をもらい、その間に事業を作るというケースがあります。

そもそもその条件で出資がもらえるかはわからないですが、人で判断するエンジェルやVCだったら十分あり得る話ですよね。

ただし、本質は『2.事業をドライブするため』です。
わざわざ株を発行して渡してお金をいただきます。
そのお金で事業をグロースさせられなかったら何の意味もありません。

一般的には、事業をドライブするために、ヒトを増やしたり、広告を打ったりしますが、これは事業の『ドライブ』というより事業の『加速』と表現したほうがしっかりきます。
そう考えると、資金調達は『スピードを買うため』に行うものであると言えますね。

いつ・どれくらいの額を調達すべきか

クラウドワークスがいつ・どれくらいの額を調達したか見てみましょう。

▶︎2011年11月 1,200万
▶︎2012年9月 3億
▶︎2013年11月 11億


約2年間の間に11億もの額を調達しています。
なんというスピード感・・・
このスピードでこの額を調達できたもの理由を探ってみると、
スライドの10ページ,14ページにも記載がある通り、各ステージによって最適な目的のものと、資金調達を行っています。

①立ち上げ・人集め
②収益化までの運転資金
③サービスの拡張・周辺事業への展開


会社・事業として次に進むために必要な段階をしっかり把握しており、そのために一気に勝負をかけ、資金をを投入することによって、このスピード感を成し遂げています。

最近では起業家→VCへのプレゼンテーションからの出資の流れから、VC→起業家の方向でのアプローチも多くなってきました。

VCから出資の話が来ると、ちょっと天狗になりがちですが、そこで冷静になり、今必要なのかと問える力は忘れてはなりません。

お金で人は変わるので、目の前の額に踊らされず、タイミングと額を検討してみましょう。

ユーザー数の伸びと連動する綺麗な放物線

クラウドワークスは前述したように、目的、タイミング、調達額がピタッとはまり、ユーザー数と調達額が綺麗に比例している放物線が描かれています。

すごい綺麗ですね….惚れ惚れします。笑
ただこの資金調達は誰の力によって成し遂げられたのでしょうか。

社長の吉田さんはもちろんだとは思いますが、影の立役者が存在していました。
この資料の作成者のCFO佐々木翔平さんです。

スタートアップにおけるCFOの役割

スタートアップというと、資金調達周りのファイナンスはCEOが兼任することがほとんどです。
海外展開を繰り広げるタイミングや大型調達を行うタイミングでのCFOジョインがよくあるケースですが、創業時よりCFOがいるのは稀かもしれません。

あくまでも推測ですが、ここまで計画的に資金調達を展開できたのも、CEOが事業に、CFOがお金に対して集中してコミットしていたからではないでしょうか。

スタートアップにCFOが必要な理由はクラウドワークスが示してくれた気がします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
資金調達と事業の伸びが綺麗にはまったケースはたくさんありますが、このクラウドワークスの資料から学べる極意はたくさんありそうです。

資金調達のプロセスに突入しているCEOの方も、CFOの方も定期的に見直せる資料の一つとして手の届く位置に置いておいてみてください。
それではまた!


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